韓国に詳しい方はご存じかと思いますが、
韓国では誕生日の朝食に「わかめスープ」
미역국（ミヨックッ）を食べます。
その風習やレシピを実体験を踏まえ
ご紹介いたします。
産後はひたすら「わかめスープ」
誕生日に食べるわかめスープを紹介する前にまず産後に食べるわかめスープ
についてご紹介いたします。
長女が生まれた時
韓国から夫の家族が日本へ来てくれました。
そして、義母が作ってくれたのが「わかめスープ」
それも大きい寸胴鍋にいっぱい
「こんなに食べれるかな？」と思いつつ
毎食わかめスープを食べました。
そうなんです。
韓国では産後毎食「わかめスープ」を
食べる風習があるのです。
わかめに豊富に含まれている
ミネラルやカルシウムが
産後の体力回復と母乳の出に良い
と考えられています。
そして、毎食約２～３日食べた後、
遂に寸胴鍋に大量にあった
わかめスープがなくなった！！！！！
と思いきや
またもや新しくわかめスープを作るお義母さん
えっ！？？？？？？
その時知りました
韓国では産後約１か月毎食「わかめスープ」を
食べることを・・・・・・
「わかめスープ食べるのは知っていたけど、
毎食ですか！？
それも1か月もですか！？？？？」
1か月毎食同じものを食べた経験はこの時が初めてでした。
そして
第二子・第三子が生まれた時も
もちろん
1か月毎食
「わかめスープ」生活続きましたとさ。
誕生日の「わかめスープ」
では、なぜ
誕生日にわかめスープを食べるのか？
これは産後にお母さんがわかめスープを
1か月毎食食べていたことが関係しています。
子ども目線では
「生んでくれた母親に感謝する」
母親目線では
「子供を生んだ時の喜びを思い出す」
意味が込められているそうです。
なんだか素敵な風習ですね
確かに良く食べていたものや良く聴いていた音楽は
その当時のことを思い出しますもんね
時はさかのぼって結婚当初、
この風習を詳しく知らなかった私。
夫の誕生日に夫が友人から
「わかめスープ食べた？」と聞かれていて
ハッとした思い出があります。
そう、わかめスープを作っていなかったから💦
誕生日のわかめスープは
子どもだけでなく、大人も食べる
そうです。
大人は別に食べなくても良いだろう。と
勝手に判断して作っていませんでした。
次の年からは
夫の誕生日にも朝からせっせと
わかめスープを作るようになりました！
先日、夫の誕生日だったのですが
例年通り、わかめスープを作りました。
そして仕事から帰ってきた夫は
同僚（韓国人）に「わかめスープ食べた？」
と聞かれたらしいです。
作っておいてよかったーーーー
しかし同僚さん、
来年からわかめスープ食べたか聞かないでほしい・・・。（切実）
わかめスープ「미역국（ミヨックッ）」のレシピ
私が義母から教わった「わかめスープ」の作り方です。
材料
- 乾燥わかめ
- 薄切り牛肉
- 魚醬（お好みで）
- 韓国の牛肉ベースの調味料
- 醤油
- 塩
- 胡椒
- ごま油
①乾燥わかめを1時間水につけてふやかす
※義母は1時間と言っていたのですが、忙しい時は柔らかくなってたら切り上げてしまっています。
②わかめと牛肉を食べやすい大きさに切る
③熱した鍋にごま油を入れ、わかめと牛肉を炒める
④牛肉の色が変わったら、水、醤油、牛肉の調味料を鍋に入れて煮込む
⑤沸騰したら醤油や塩・胡椒、魚醤で味を調えて20分くらい煮込む
これで完成です。
いつも最後の味見でお好みの味に調整しています。
今回は韓国の「わかめスープ」事情及びレシピをご紹介いたしました。
